高血圧の治療薬は、利尿薬、βブロッカーから始まって、血管に働きかける薬と発展してきました。最近では、Ca拮抗薬、ACE阻害剤、ARBのいずれかと利尿剤の合剤も使用されていますね。
さて、過日の第 34 回日本高血圧学会にて大阪大学の森下教授が、世界初となる高血圧DNAワクチンに関する基盤技術の確立に成功し、高血圧モデル動物において高い有用性を実証したと発表しました。
ワクチンというように免疫系を介してレニン・アンギオテンシン・アルドステロン系を抑制するものです。レニン阻害薬、ACE阻害薬、ARBなどの持つメリットを上回る効果があると期待されています。
高血圧DNAワクチンは、正確にはアンジオテンシンⅡワクチン療法で、アンジオテンシンⅡを標的としたワクチン製剤です。高血圧治療中患者にとって最大のメリットは、毎日降圧薬を飲まなくて済むようになることでしょう。